事業をやっている以上必ず必要なものがありますが、それが何かお分かりになりますか?それは、自分が提供する商品やサービスと、それを買っていただく顧客です。
何を当たり前のことをと思うかもしれませんが、顧客や市場のニーズのことをちゃんと把握していますか?そのニーズに基づいて商品やサービスを考えていますか?誰をターゲット顧客にすれば良いのでしょうか?商品やサービスはどのように考えれば良いのでしょうか?値段はどうしたら良いのでしょうか?さらにやっかいなことに、市場には競合他社も存在しますので、どのように対応すべきでしょうか?
それら全てを含めた、売上を上げていくに当たっての仕組みづくりや活動全般がマーケティングです。
Webサイト制作の依頼をうけたクリエイターはどのようなものを制作すればよいのでしょうか?顧客の好みのデザインのwebサイトという回答だったら、残念ながら0点です。顧客がwebサイトを作って欲しいと依頼するのは、売上を上げたいからです。したがって、売上向上するwebサイトを制作する必要があります。顧客はwebサイトそのものではなく、売上の向上に対価を支払います。
では顧客の売上はどうやったら上がるのでしょうか?どのようなプロセスが必要でしょうか?その中でwebサイトはどのような役割を担うのでしょうか?
Webサイトを例に挙げましたが、名刺や会社案内、フライヤーなど、広告宣伝に関する制作物全てにおいて、ちゃんと効果を上げるためにはマーケティングの知識を身につけている必要があります。
理解度Check
以下の文章は正しいでしょうか?もし間違っているならどこが間違っているでしょうか?
マーケティングの知識は経営者のみならず、雇用されているクリエイターにとっても必要なものである。
- ○正解
- 直接的であれ、間接的であれ、従業員は売上を上げるためにそれぞれ与えられた職務に従事しています。したがって、どのように売上を上げていくかというマーケティングの知識を備えていることは望ましいと言えます。ましてやクリエイターならなおさらと言えるでしょう。